第23〜26講のまとめ(特殊傾斜まで)

  目次

 
第23講 運命と運勢

講義や実践(吉方位取り)でなんとなく九星や象意がわかり始めてきたと思いますが、ここからは各盤の九星の組み合わせと象意の解釈がより重要になってきます。

 

本論に入る前に、ちょっと概論をはさみます。
仰々しくなりますが、ざっくり読み流してください。

まず「運命」とは、私たちがこの世に生を受けた時に両親から授けられたもの、体質や気質、環境などを加えた先天的で固定的なもの、と解釈をします。


また、似た言葉に「運勢」がありますが、これは、生じたり消滅したり、停滞したり増幅したりする、動的なものとして考えます。
もし、動く原因と道筋がわかれば、自分の力で自分の運勢を修正したり、改善したりすることができるかもしれません。


そして、運勢を変えることができるならば、さらに進んだ、先天的な体質や気質の偏り、もしも欠陥や劣性を感じているとしたら、それらを少しでも修正して、運命の軸を曲げることができるかもしれません。

 

というわけで、自分を改革する、自分を改善するには、自分の運命と運勢を知ることから始めます。


自分はどのような気質を備え、体質を持って生まれてきたのか。それらが、人生の節目節目において、どういった影響を与えることになるのか。それらは気学を使って知ることができます。

自分の運命を知る方法が「傾斜法」であり、自分のこれからの運勢を知るのが「同会法」であり、それらを知った上で、自分の運勢を改善して、運命を切り開く方法の一つが「方位を取る」という行動です。

 

傾斜法、同会法、方位学。
これが気学の三本柱です。

 

というわけで、今日は概論で終わっちゃった😆
次こそ、傾斜法に入ります!

 
第24講 傾斜法

まずは教科書的な説明から。
その人の「生月盤(生まれた月の盤)」上で、「本命星」が在泊している宮位をみて、その人の持って生まれた気質や、先天的な運勢の傾向を見るのが「傾斜法」です。その人が誕生した時を支配していた本命星と月命星との係わりを見る推命の技法です、と。

 

意味がわかりにくいので、解説すると、
気学には、年月日時間の4つの盤があって、常にくるくる巡っています。
オギャーと生まれた時に、その人の年月日時間の盤が止まり、あなたができあがります。


この時に生まれた人は、場所がどこであれ、同じ運命や宿命を背負うと、気学では考えます。

人はそれぞれに性格や性質があって、強みや弱点があって、環境に引っ張られて個人が形成されます。


人生80年の中で少しずつ形成されていくわけですが、(DNAのように)持って生まれた何かがあると、昔の人も考えました。
その何かを気学という枠組みで、紐解く方法のカギが「月盤(月命星)」と「年盤(本命星)」の関係性でした。


そして、この2つの盤の係わりから、性格や性質、強みや弱点、ひいては運命や宿命を解釈したのが「傾斜法」という技法です。

 

吉方位イベントでは、本命星を使いましたが、実のところ、ヒトの性格は月命星に現れます。
なぜかというと、ヒトが形成される過程として、気学では、時盤→日盤→月盤→年盤をたどるからで、若いうちは月盤(月命星)が支配していると考えます。だいたい10歳くらいまでは、月メインです。(←ここは小児殺と関わってきます)

 

というわけで「三つ子の魂百までも」という言葉どおり、月命星って大事なんです。
そのため、傾斜法は月盤(月命星)を主体にして、自分の本命星がどこにあるのか、というところから解釈していきます。

 

イマケンを例に取ります。
1977年12月16日生まれのイマケン。
本命星は「五黄土星
月命星は「一白水星」←月命星の出し方はどこかで解説します。

 

子供の頃は「水」の象意(たしかに滲出性中耳炎が11歳くらいまで治らなかった!)に引っ張られ、成人してからは五黄土星の波乱万丈な帝王カラーが出てきます。そして、この月名星と本命星の関係から導き出されるのは「離宮傾斜」(火の属性)です。

離宮傾斜は、新しいもの好きで、情熱的で、熱しやすいが冷めやすく、お祭り好きの人です。

 

傾斜法とは、

月命星(一白水星が中宮の盤)から、この盤のどの宮に本命星が在泊しているかによって観る方法

です。

イマケンは「離宮」(九紫火星の定位置)に本命星がいるので「離宮傾斜」と呼びます。

 

第25講 傾斜法でわかること

傾斜法とは「生月盤から、どの宮に本命星が在泊しているかによって性格や性質、運命や宿命ようなものを観る方法」でした。#第24講 参照

象意にまつわるいろんなことを推察することができるのですが、今日は傾斜法で判断できることをまとめたいと思います。

 

○傾斜法で判断できること
・持って生まれた気質、先天的な運勢
・結婚運
・家族運(夫運、妻運、子供運、兄弟運)
・親戚運、友人運
・勤め運、事業運、適職運
・財運(金銭運、財産運)
・才能運、名誉運、地位運、部下運
・病災運

 

とまぁ、占術の世界で出てくるようなワードが並んでいます。具体的には、九星の象意を目的に合わせて読み解くこと、これをしています。

例えば、六白金星の定位置である「乾宮」には、事業、独立、資本という象意があり、ここから仕事運、おもに事業運をみることができます。傾斜法で乾宮に入っている九星を見ることで読み解きますが、ここに暗剣殺が乗っていると、ちょっと気をつけた方がいいよ、といった具合です。

このあたりは触りだけにしておきます。

九星気学LABというサイトで生年月日を入れれば簡単に本命星、月命星、傾斜宮がわかります😊
http://ninestarlab.com

 

第26講 特殊傾斜

今日はマップにある「(特殊)」について解説しますが、これを特殊傾斜といいます。


何よりもタクヤ先生についていることがおもしろくて、タクヤ先生の人となりを知っていると、特殊傾斜だからかーってなります。(話のダシに使ってすみません…)


傾斜法は、月名星からみた本命星の位置によって決まります。
月命星「一白水星」のイマケンの本命星「五黄土星」は南の位置、九紫火星の定位置(離宮)にあるので、離宮傾斜と呼びますが、本命星や月名星が違えど、生月盤の離宮に自分の本命星がいれば、すべて離宮傾斜となります。


ここでよく考えてみると、月命星と本命星が同じ場合どうなるのかという疑問がでてきます。結論からいうと、月も年も同じ九星だと傾斜が中宮になり、これを特殊傾斜と呼びます。

ただ、中宮傾斜という言葉はなくて、必ず上の傾斜マップにある8つに分類されます。


傾斜という概念は、月命星と本命星の偏りをみる方法で、中宮に傾斜してるならもはや偏ってなくない?ってことなんです。ですが、もとは陰陽から成り立っている気学。物事が極まると転化(陰陽の転化)の概念が加わります。

一白水星が月と年で重なると、水→火に変わり、傾斜は、九紫火星(離宮傾斜)へと転化します。


一白水星の中宮傾斜→離宮傾斜

二黒土星中宮傾斜→乾宮傾斜

三碧木星中宮傾斜→巽宮傾斜

四緑木星中宮傾斜→震宮傾斜

五黄土星中宮傾斜→さらに特殊すぎる

六白金星の中宮傾斜→坤宮傾斜

七赤金星の中宮傾斜→艮宮傾斜

八白土星中宮傾斜→兌宮傾斜

九紫火星の中宮傾斜→坎宮傾斜


特殊傾斜のキングオブキングは、五黄土星の人です。

五黄土星の年の8月に生まれた人で、この場合男性と女性で傾斜が変わります。


ちょっとだけ解説すると、五黄土星は土の属性を持っていて、他の土の属性をもっている二黒土星は女性、八白土星は男性の象意を持っているからで、いったん、男女によって、女性なら二黒土星、男性なら八白土星に分類され、そこでさらに陰陽の転化が起こります。


よって、五黄土星中宮傾斜は、


女性→乾宮傾斜

男性→兌宮傾斜

となります。

 

最後に、特殊傾斜は他の傾斜とどこが違うのがを解説して、今日の講義を終了したいと思います。


特殊傾斜の性質

①他の傾斜に比べて強運の持ち主とされているが、運気の変化の振幅が大きい

②傾斜だけでなく中宮の性質も色濃くでやすい

 

第27講から30講までは、傾斜法の特徴まとめをご覧ください。