第1〜10講のまとめ(気学の礎から知りたい人向け)

第1講  九星気学とは

九星気学では何がわかるかということですが、もって生まれた性質(過去)、現在の運勢的な位置(今)、この先をどうすればいいか(未来)の3つです。

気学は占術というイメージが強いのですが、自分を知って、今を知って、未来はどうすれば良くなるのか、ということを考える学問です。

そのため、「九星気学のキモは方位学にある」という言い方をするのですが、未来は変えられるものだ、そのために何をすれば良いか、という部分を、

 

◯トイレのスリッパはそろえる

◯人の嫌がることを進んで行う

 

などの自己啓発的な活動(これはもちろん大切なことです)ではなく、

 

時流を知って、必要なときに動く

 

といった、運命学的な方法(凶方位を避け、吉方位を取るなど)によって切り開くことを目的としています。

この運命学的な方法のことを、祐気取り(ゆうきとり)と呼びます。

 

さて、中医学の相談でも、実は応用できる部分がたくさんあります。

通常、僕らは弁証論治(証という体質や病態を見きわめて、その体質に合った治療法を選択すること)で、お客さんのお悩み(症状や病態)を解決していきます。

弁証には、気血津液弁証だけでなく、五臓弁証、八綱弁証、六経弁証などあって、様々な角度から体のバランス、病態の勢いなどを見ていきます。

気学も見方を変えれば、弁証みたいなもので、四診ではなく、生年月日を使います。その人の生年月日の特に年と月を使って、その人の性質(体質や性格)を見ていくことから始まります。

 

第2講  気学の成り立ちと八卦

気学の成り立ちについて、簡単にまとめてみます。

気学は中国の思想の寄せ集めみたいなところがありますが、かなりシンプルにわかりやすくまとめられています。その根幹を成すのは易です。当たるも八卦(はっけ)の易。

易のことを周易ともいって、中国の周王朝で紀元前1000年くらいの頃にできたものです。八卦はそのさらにもっと前の話で、創見したのは伏羲(ふつぎ)という人物。さらにこの人は河図(かと)と数理(すうり)という重要な発見もしています。この八卦が気学に大きな影響を与えています。

 

易は八卦を2つ組み合わせて64通りの「卦(か)」を作り、自然と人生を読み解く学問です。気学は64通りほど細かくはないのですが、八卦の8つの基本図象が取り入れられています。

 

乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤

ケン・ダ・リ・シン・ソン・カン・ゴン・コン(読み方)

 

ちなみに、僕は父の影響でこれを小学生の頃に暗唱できるようになっていましたが、意味は全く知りませんでした。(まさに悪霊退散の呪文のようなものかと…)

 

八卦は陰陽の集まりで、その図象自体に意味があります。

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易経ネットより

 

図は易の成り立ちの説明で、太極から始まる八卦発生図(太極→両義→四象八卦)と呼ばれています。

 

第3講  気学と方位

気学の根幹をなすのが易の考え方で、易では自然と人生は同じ概念から成り立っていて、8つの要素が支配すると考えました。それが八卦(はっけ)です。

 

八卦

乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤

ケン・ダ・リ・シン・ソン・カン・ゴン・コン

 

八卦の図象には意味があります。

乾は「天」、兌は「沢」、離は「火」、震は「雷」、巽は「風」、艮は「山」、坤は「地」

 

そして、互いに表と裏の関係を成すペアがあります。(上の貼り付けた写真で、八卦を構成している3つの陰陽をひっくり返した図象のペアが表裏の関係)

 

乾(天)と坤(地)

兌(沢)と艮(山)

離(火)と坎(水)

震(雷)と巽(風)

 

これはのちのち話が出てきますが、陰陽の転化(陰極まると陽となり、陽極まると陰となる)の関係からきています。

 

さて、「1.九星気学とは」の章で出てきた方位学。方位学は気学のキモですが、各方位にはそれぞれ意味があると書きました。その意味というのが八卦からきていて、各方位にはこれら八卦の基本図象が割り当てられています。

しかも2つ。

1つの方位に2つも割り当てられています。

なんで2つもあるんでしょうね。

でもそう言われています。

 

①つめ

乾(南)・坤(北)

兌(南東)・艮(北西)

離(東)・坎(西)

震(北東)・巽(南西)

 

②つめ

乾(北西)・坤(南西)

兌(西)・艮(北東)

離(南)・坎(北)

震(東)・巽(南東)

 

①を方位に並べ替えたものを、先天定位盤(せんてんじょういばん)

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②を方位に並べ替えたものを、後天定位盤(こうてんじょういばん)

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通常、気学では、②後天上位盤を使います。そして、「宮(きゅう)」という文字を使って、その方位を示します。

 

北西を「乾宮」、西を「兌宮」、南を「離宮」、東を「震宮」、南東を「巽宮」、北を「坎宮」、北東を「艮宮」、南西を「坤宮」といいます。

 

②の後天上位盤の図は方角を手書きで入れました。通常の地図と違って、気学の盤では常に上が「南」となるのでご注意ください。

 

第4講  後天定位盤と九星

後天定位盤は、各方位に八卦(乾兌離震…)の基本図象の1文字を用いて「◯宮(◯きゅう)」と呼び、八方位(東西南北…)の他に中央を「中宮(ちゅうぐう)」といいます。

これにより八方位+中央で九つの場所ができあがりました。

 

各方位には数字が割り当てられています。細かい説明は省きますが、気学では河図洛書(かとらくしょ)から数字が取られています。

 

北(坎宮)を1、南西(坤宮)を2、東(震宮)を3、南東(巽宮)を4、中央(中宮)を5、北西(乾宮)を6、西(兌宮)を7、北東(艮宮)を8、南(離宮)を9。

 

後天定位盤とともに数字を付け加えたものがこちらの図。これが気学の全ての基礎となっている数字の配置です。

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これから出てくる九星の数字(一から九)

一白水星

二黒土星

三碧木星

四緑木星

五黄土星

六白金星

七赤金星

八白土星

九紫火星

 

これらも後天定位盤の各方位の数字と同じ位置関係にあります。

どういうことかというと、例えば、一白水星の定位置は数字の1の方位「北(坎宮)」であり、一白水星の人の性質は八卦の「坎」の象意を持っていると考えます。

 

定位置という言い方をしましたが、九星は各方位を規則に則ってにくるくると移り変わります。それを九星の廻座(かいざ)といいますが、詳しくは九星に入ってから説明します。

 

第5講  陰陽五行説

気学の本論に入るまでにもう少し思想の部分の話をしなければなりません。今回はご存知の方も多いかもしれない「陰陽五行説」です。陰陽説と五行説は別物ですが、合わせて陰陽五行説と言われることも多いです。

 

陰陽説とは、

宇宙や森羅万象の全てのものには陰と陽が存在する(分けられる)という考え方。太陽と月、光と陰、オスとメス、対を成す関係です。

 

五行説とは、

森羅万象の全てのものは、木、火、土、金、水の5つの気から成り立っているという考え方。自然だけでなく、人体や感情なども5つに分類できます。

 

後天定位盤にあった八卦の基本図象や数字。これらにも陰陽があり、五行である木火土金水に分けることができます。

五行には、相生(そうしょう)、相剋(そうこく)、比和(ひわ)という関係があります。

 

相生は互いに助け合う関係。厳密には自分が助けるのか(退気)、自分が助けられるのか(生気)の2つの関係性があります。気学では吉の関係です。

 

木→火→土→金→水→木…

 

木は火を助け、火は土を助け、土は金を助け、金は水を助け、水は木を助け…

この関係が相生です。

 

相剋は互いに制御する関係と、中医学ではポジティブに考えますが、気学では少し違い、互いに傷つけ合う関係となります。厳密には、自分が傷つけるのか、自分が傷つけられるのか、の2つの関係性があります。気学では凶の関係です。

 

木→×土→×水→×火→×金→×木…

 

木は土を傷つけ、土は水を傷つけ、水は火を傷つけ、火は金を傷つけ、金は木を傷つけ…

この関係が相剋です。

 

比和は同じ五行同士です。同類なので助け合いますが、同類がゆえにぶつかることもあるので、まぁまぁ良いというレベル。気学では中吉の関係です。

 

九星(八卦)における五行の振り分けがこちらです。

 

木…三碧木星(震)、四緑木星(巽)

火…九紫火星(離)

土…二黒土星(坤)、五黄土星(中央)、八白土星(艮)

金…六白金星(乾)、七赤金星(兌)

水…一白水星(坎)

 

ここから相生、相剋、比和の関係が見えますか。ぱっとわかるようにトレーニングしてみてくださいね。

 

第6講  干支

本題に入る前に、「九星」と「気学」という言葉を別々に使っていますが、どう違うのですかと疑問に思う人がいるかもしれません。ざっくりと両方とも同じこと(九星気学のこと)を指していると思ってください。

 

さて、九星の話に入る前に思想的な話がもう少し続きます。

 

干支です。

まずこれ、干支(かんし)と読みます。

十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を合わせた総称のことで、「月日」を示しています。もともと十干は、太陽の動きを表し、天干とも呼ばれていて、日を数えるために考えられたものでした。

 

甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)の十種。

 

1日ごとに移り変わり、10日間で一巡します。この一巡を「旬」といって、上旬、中旬、下旬と三回終わると一つの「月」となります。

最初の月のことを「子」の月と呼び、次の月を「丑」の月を呼びました。十二ヶ月目が「亥」の月で、太陽暦の1年となります。これが十二支です。こんな感じで、十二支は月を数えるために考えられたものでした。そして、十二支は十干(天干)の対になるものとして、地支とも呼ばれています。

 

十干は日を数え、十二支は月を数えていたものですが、後々になると、年、月、日、時、全てに割り振られることになります。

この干支が気学とどんな関係があるのかということですが、気学には時間軸があるので、月日とともに移り変わる干支も自然と関わってくる、くらいに覚えておいてください。

 

第7講  十干と十二支

十干のことを天干とも呼び、太陽の動き(天の巡り)を表していて、十二支のことを地支と呼んで、月の動き(地の巡り)を表しています。太陽と月、天と地というのは陰陽の対です。

 

では、九星は何かというと、人です。天と地の巡り(自然の流転)の影響を、イヤでも受けて我々は生活を営んでいますので、九星を学ぶには干支を知ることも必要になります。

 

十干や十二支にも陰陽や五行があります。

十干は木→火→土→金→水の巡りに、陽→陰→陽→陰…と順番に巡っています。

 

◯十干(→は巡りではなく、言いかえると、という意味)

甲(きのえ)→木の兄(きのえ)→五行:木の陽

乙(きのと)→木の弟(きのと)→五行:木の陰

丙(ひのえ)→火の兄(ひのえ)→五行:火の陽

丁(ひのと)→火の弟(ひのと)→五行:火の陰

戊(つちのえ)→土の兄(つちのえ)→五行:土の陽

己(つちのと)→土の弟(つちのと)→五行:土の陰

庚(かのえ)→金の兄(かのえ)→五行:金の陽

辛(かのと)→金の弟(かのと)→五行:金の陰

壬(みずのえ)→水の兄(みずのえ)→五行:水の陽

癸(みずのと)→水の弟(みずのと)→五行:水の弟

 

十二支は一見複雑に感じますが、よく見ると水→木→火→金→水と巡っていて、切り替わる時に土が入り込んでいます。この入り込んでいる土は季節の変わり目を表します。

 

◯十二支

子(ね)→水の陽

丑(うし)→土の陰

寅(とら)→木の陽

卯(う)→木の陰

辰(たつ)→土の陽

巳(み)→火の陰

午(うま) →火の陽

未(ひつじ) →土の陰

申(さる) →金の陽

酉(とり) →金の陰

戌(いぬ)→土の陽

亥(い)→水の陰

 

ご存知の方もいると思いますが、立春立夏立秋立冬の前の約18日間は土用(どよう)と呼ばれていて、体調を崩しやすい時期で、増築改築、土いじりはダメですよと言われているのですが、土用が季節の変わり目に4回もあるのは、この十二支の巡りからきています。

土用が終わると1つの季節が終わり、翌日から新しい季節が始まります。そのため、土用は季節の死と生を司っていると考えます。

 

十干や十二支にも方位があります。気学のキモである方位をとるときに、五行での相性(相生、相剋、比和)が十干や十二支にも関係してきます。言葉で説明するとわかりにくいので、こちらの図を参考にしてください。

 

十干の方位

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十二支の方位

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第8講  十二支と象意

十干と十二支を合わせて干支(かんし)といいますが、この干支を使って生まれた占術はたくさんあります。その中で、十二支については気学の方位にも大きく関わってきますので、少し掘り下げてみたいと思います。

 

まず、十二支にもひとつひとつに象意があります。実は、八卦にも、十干にも、気学の九星にも「象意」という言葉が出てきます。ここで十二支を例にとって象意の説明をしておきます。

 

「子」は「孕む(はらむ)」からきていて、大地が種子を身ごもっていることを表しています。「丑」は「紐(ひも)」で、寒気がゆるみ根が動き始めること、「卯」は「茂る」で、草木が生長すること、「未」は「未だ」で枝葉は変わらずに茂っていること、「酉」は「酉る(みのる)」で種子の成熟、「戌」は「滅ぶ」で草木としての生が尽きること、「亥」は「核」で、種子を結ぶことを表します。

十二支の一巡は、種から草木が成長し、成熟して実を付け、滅び、種になるまでの自然の流れで、十二支のひとつひとつは、ある時点を切り取ったものです。そのひとつひとつにおいて、自然に合わせた解釈のことを「象意」といいます。(なんとなくわかりますかね…)

 

そして、象意を行動に落としこんだのが占術です。例えば、新しいことを始めようとして、進むべきか止まるべきか、と迷ったときに、

 

「子」の象意は地中で種を温めている時と考えて、今は準備の時だから止まれとなり、「卯」の象意は草木が茂っていく時なので、迷わず進めとなります。「酉」の象意だと、新しいことを始める前に、今のことからもっと成熟した果実(実のあること)を吸収してからにしろ、と考えます。

 

第9講  十二支の対照

今回は十二支の対照という話ですが、簡単にいうと相性のことです。気学では、人と人との相性、方位との相性(吉凶)などを見るときには、九星(本命星)から考えるのが原則ですが、十二支同士にも相性があるので、いくつかある関係性のなかでも代表的な3つ「支合(しごう)」「三合(さんごう)」「冲(ちゅう)」を紹介しておきます。

 

◯支合

十二支のペアが合わさることにより吉作用を表します。6つのペアがあるので六合とも呼ばれます。単純に、この2つの十二支は相性が良いと考えてもらえればいいかと思います。

 

①子丑の合

②寅亥の合

③卯戌の合

④辰酉の合

⑤巳申の合

⑥午未の合

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◯三合

十二支の3つが結合して1つのグループを作っています。これを「局」といって、4つの局(水局、木局、火局、金局)があります。同じグループの十二支が3つ集まると大きな力が集まり吉作用となります。

 

水局三合:申-子-辰

木局三合:亥-卯-未

火局三合:寅-午-戌

金局三合:巳-酉-丑

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◯冲

十二支のペアが相反する関係で凶作用を表しています。対冲(たいちゅう)という呼び方もします。ある十二支から数えて7つめの十二支とのペアです。気学のキモである方位学にも「破」という凶方位として出てきます。

 

子-午

丑-未

寅-申

卯-酉

辰-戌

巳-亥

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第10講  六十干支

最後は六十干支(かんし)について。

六十干支とは、十干と十二支の組み合わせのことで、全部で60通りできるので、六十干支と呼ばれています。もともとは、十干が日にちを示し、十二支が月を示しました。そがのちのちに、年月日時間を示すようになったと言われています。

 

十干の最初は「甲(きのえ)」

十二支の最初は「子(ね)」

 

「甲子(きのえね)」から始まり、「乙丑(きのとうし)」→「丙寅(ひのえとら)」→「丁卯(ひのとう)」→「戊辰(つちのえたつ)」→「己巳(つちのとみ)」→「庚午(かのえうま)」→「辛未(かのとひつじ)」→「壬申(みずのえさる)」→「癸酉(みずのととり)」→「甲戌(きのえいぬ)」→

 

と進みますが、甲子(きのえね)から始まり、十干の10番目の癸酉(みずのととり)までを「甲子の旬」といいます。

癸酉(みずのととり)の次の組み合わせである、甲戌(きのえいぬ)からは「甲戌の旬」となり、これを6サイクル繰り返すと、甲子(きのえね)に戻ります。これを還暦といいます。現代では、還暦は60歳のことを指しますね。例えば2018年に生まれた子は「戊戌(つちのえいぬ)」ですが、60年後の2078年も「戊戌(つちのえいぬ)」となります。

 

その年の干支にどんな意味があるのかを解説しておきます。

2018年は戊戌(つちのえいぬ)

戊(つちのえ=土の兄)は、五行では「土」、陰陽では「陽」

戌(いぬ)は、五行では「土」、陰陽では「陽」

 

これはたまたまですが、「戊」も「戌」も「土」と「陽」のエネルギーを持っていると考えます。

例えば、これを中医学にあてはめると、2018年に生まれた人は、「土」と「陽」が、十干も十二支も重なっているので、土と同じ五行の性質をもつ「脾胃」の働きが弱いタイプなのかな、むしろ「陽」が強すぎることで、熱に偏りやすく、イライラすると食べ過ぎて胃熱になりやすいタイプかな、などと推測することができます。

 

干支が一巡することを「一元(いちげん)」と呼びます。干支に九星を加えると、これらが一巡するためには180年(月日時間)かかるので、「三元」をひとつのサイクルとして考えることがあります。

 

時代背景を読むときによく用いられますが、直近で「甲子一泊水星」が始まったのが1864年で、明治が始まる4年前。2044年には、また甲子一泊水星に戻ります。十干、十二支、九星を五行と陰陽に分解して、時代背景と照らし合わせると、思わぬ関係性が見えてきて楽しくワクワクしてきます。

 

長くなりましたが、ここまでが、八卦、干支についてのおさらいでした。

このあと、人の性質である九星に入っていくわけですが、中医学では、人と自然は同じものとして考える「整体観念」という考え方が根本にあります。気学も同様に自然を人にあてはめて読み解くので、中医学も気学もルーツは同じところにあるのです。

気学を中医学の補佐的な位置づけとして考えていくと、また違う世界が見えてくると思います。

 

以上、まとめでした😊

本年も気学部をよろしくお願いします!m(_ _)m

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